ダイエット運動としての有酸素運動は非効率的です!


有酸素運動は、体脂肪を燃焼する効果があるということで、

痩せるための運動としてウォーキングやジョギング、エアロビックス、サイクリングなどの

有酸素運動をされている方は大勢いらっしゃいます。



確かに有酸素運動は体脂肪を燃焼する効果があり

「ダイエットの王道」といわれるほど大人気の運動ですが、

ダイエットのためとしては、非効率的な運動になります。



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もし、スポーツジムに行きトレーナーに「余分な体脂肪を減らしたい・・・」と伝えれば、

おそらくランニングマシンやエアロバイクなどの有酸素運動をすすめられるでしょう。



しかし、体重60kgの一般的な方が、1時間かけて約10kmのジョギングをしたとしても

約600キロカロリー程度の消費にしかなりません。



それでも600キロカロリーは、それなりの数値で、

コンビニの小さなおにぎり約3個分くらいのカロリーに値しますが、

実際は、運動で消費さたエネルギー源は、体内の糖質と体脂肪が半々くらいの消費になるので、

体脂肪の燃焼に使われるエネルギーは、約300キロカロリー程度ということになります。



これを体脂肪燃焼に置き換えると、

脂肪1gを燃焼するのに7キロカロリー必要としますので、

300÷7=約42gの体脂肪燃焼ということです。



1時間もジョギングすれば、たっぷりと汗をかいて、体力的にもかなりの消耗があるのに、

体脂肪にすると約42gの消費にしかなりません。



当然、ウォーキングの場合は、かなりの運動量が落ちますので、

1時間行ってもおにぎり1.5個分にも満たないで、

体脂肪燃焼も20g以下ということになります。



有酸素運動だけで痩せようとしても、このようにかなりの時間が必要で、

よほどの体力があり、時間的にも余裕のある人でないと、なかなか痩せることはできません。



それでも、僅かながら体脂肪は確実に燃焼するので、

長期計画でのんびりと行えばいいのですが、ダイエット法としては非効率な運動になります。



痩せるために最も効率がよいとされている方法は、まず、基礎代謝量を高めることです。



基礎代謝量とは、寝ているときやじっとして何もしていなくても常に消費されているという

便利でお得なエネルギー消費で、

この基礎代謝量を高めれば1日あたりの総消費量が増えて痩せやすい体になり、

ダイエットもスムーズに行えるというわけです。



しかも、リバウンドのリスクもなくなります。



そして、この基礎代謝量は筋肉量と正比例するので、

筋肉を鍛えるダンベルやマシンなどを使った筋力トレーニングといわれる無酸素運動が

有効になります。



さらに、無酸素運動で筋肉を鍛えると成長ホルモンが分泌され、

体脂肪を分解して燃焼しやすくし、

また、美肌つくりや若返るというアンチエイジング効果も期待できるので、

女性にオススメです。



そして、さらにダイエット効果をアップするには、筋力トレーニングの後に、

ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を行うことです。



筋力トレーニングの後は、体脂肪が燃えやすい状態になっているので、

そこで有酸素運動を行えば体脂肪燃焼効率がさらに高まります。